当院では、平成17年10月にNST設立準備委員会を立ち上げ、約半年間、基礎作りを行い、平成18年6月から本格的に患者さまを対象とした活動を開始しました。
実際には、主治医からNSTの介入を依頼されたり、入院中の生活状態をみている看護師から栄養管理について相談されたりすることもあります。
NSTでは、平日ほぼ毎日、患者さま1〜3名の回診を行っています。
患者さまのベッドサイドにNSTメンバー(4〜5名)が伺い、お体の状態や食事の摂取状況を診ています。
そして、必要な栄養量を計算し、患者さまの力をできる限りいかした栄養療法を考えます。
また、回診の結果で、十分にお食事が召し上がれない患者さまには、栄養補助食品や、食べやすい形のお食事への変更をアドバイス したり、食べることが難しい患者さまには点滴の量が適切かなどについて考え、栄養状態の改善をはかっています。
初めて回診をした後も、定期的に回診が行なわれ、栄養状態を観察していきます。
「病気を診るのではなく患者さまを診よ」とは、医療の現場でよく言われる言葉ですが、これを実践するのは、そう簡単なことではありません。
この点、NST的視点は常に患者さまを全人的に診察しようというところにあり、栄養管理は、すべての患者さまに共通した最も基本的な医療の一つと考えることができます。 |